大学生活の正しい生き方~サークル・部活編~

皆さんこんにちは。本日は私の正しい生き方講座にご参加くださり誠にありがとうございます。

本日の講義では、大学におけるサークル・部活に関する解説をしていこうと思います。

大学に進学することが決まると、真っ先に考えることとして「どのサークルや部活に入ろう?」という疑問が浮かぶかと思います。実際、皆さん入試の帰りに大勢の人間からサークルや部活の勧誘ビラを受け取ったことかと思います。

しかしビラをもらったはいいものの、皆さんは大学のサークルや部活の実態を知らないので、一体どういった団体に所属すればいいのかイマイチわからないかと思います。というかそもそも、そういった団体に入っておいたほうが良いのかという段階で悩んでいるかもしれません。

今回は私の経験をもとに、皆さんがどの団体に所属すれば良いのか、あるいはそもそも所属するか否かについて解説していこうと思います。

それではいきましょう。

大学の「部活」「サークル」とは

そもそも皆さんは大学における部活やサークルについてよくわかっていないかと思います。まずはこれら「部活」や「サークル」が一体どういう団体なのかについて知っておくことが大切だと思います。

部活とは

大学における部活というのは、いわゆる学友会に正規に加盟している団体のことを指しています。

学友会というのは、簡単に言えば全ての学生団体を取り仕切っている組織のことを言っています。そして部活というのは、その学友会に正規加盟している団体のことを指しているのです。

イメージとしては中学高校の部活動と似たようなものだと思ってくれて問題ありません。サッカー部や野球部にバスケ部、バレー部、さらには文化系の部活で吹奏楽部や美術部なども存在します。

しかしその部の運営方法は中学高校のそれとは異なってきます。

先ほど言ったように、大学の部活というのは学友会に正規に所属している組織です。いうなれば大学から公認されている組織であり、その維持のために大学からは支援を受けることができるのです。

そのため大学からは正式に金銭面で援助を頂けます。それもかなりの金額を毎年受け取ることができます。したがって、大学の部活というのはそれほど学内で大事にされているのです。

サークルとは

大学におけるサークルというのは、学友会に準正規で加盟している団体のことを指しています。

よってイメージ的には先ほどの部活の下にサークルという組織が置かれているといった感じです。

サークルは部活よりもさらにバラエティに富んでいて、より自分に合った団体を見つけることができると思います。気になった人は、自分が行く大学の学友会のホームページを見てみるといいと思います。サッカーやバスケ、バレーのいわゆるエンジョイ勢が集まっていたり、文化系だと鉄道研究会であったりカルタ会、はたまたレゴ同好会なんかもあったりします。

僕はサークルに所属したことが分からないので定かではないはずですが、サークルも学友会に加盟しているため、多少なりとも大学から組織維持のために金銭的な援助を受けているかと思います。しかし、その金額というのは部活に比べると劣るかもしれません。

個人的見解

結論から言うと、大学の部活には生半可な気持ちで入ってはいけません。

断っておきますが、僕は大学の部活に入って後悔しています。以下では僕が大学の部活に入って後悔した理由について書かれています。

大学の部活というのは、中学高校以上に合う、合わないの相性がかなり激しいと思います。僕は大学の部活のコンプレックスをかなりこじらせてしまったため記事の内容が若干誇張気味かもしれませんが、これから入部を検討しようとしている人はこれを見て一度考え直してみてほしいです。

忙しすぎる

まず活動時間が明らかに長いです。僕が所属していたバレー部は週に5日練習し、平日は2時間、休日は4時間やっていました。中学高校までなら分かりますが、大学に入ってまでこの練習量をやるというのは、よっぽどの熱量がないと続けられないと思います。

更に皆さんには授業という最大の仕事が待っているため、部活だけに集中するというわけにはいかないのです。最悪の場合、部活のせいで単位を落としたり留年する可能性だってあるわけです

僕が所属していたバレー部の場合ですと、引退するのが4年生の8月中旬だったのです。これが何を意味するかというと、なんとその2週間後に大学院試験が待ち受けていたのです。あまりにも恐ろしい事実。部活のせいで大学院試験に落ちるなんてことがありえてしまうのです。

僕の学科は4年の前期は授業がほとんどなかったため部活以外の時間を院試勉強に充ててなんとかしていましたが、それでも土日は遠征をしたりで勉強をすることなどできません。引退前の5日間は東京で大会が開かれていましたのでその間にはチマチマとしか勉強することができませんでした。

これほどに勉強に充てる時間が限られてしまうのが部活のデメリットの一つだと考えています。

しかし、このような環境でもうまくやっていく術はあると思います。部活には同じ学部・学科の同期や先輩がいるはずです。なのでレポートや試験で困った場合に同期や先輩に頼ることができるというわけです。実際、僕の同期の経済学部は複数人が結託して勉強したりレポートを見せ合ったりすることで、学部内でも上位の成績を収めていました。

薬学部や理学部などは、そもそも母数が少ないため同じ学部の同期や先輩がいる確率が下がってしまいます。僕の場合、工学部だったので大学内でも圧倒的に多かったにもかかわらず同期に工学部がいませんでした。おかしい。そうなった場合、同期や先輩に頼ることができなくなってしまいます。

ではどうするのか?という話ですが、僕は自力で参考書を駆使して乗り切りました

大学には図書館という素晴らしい教育施設があるため、レポートや試験勉強に詰まったら図書館に行って調べてしまえば大抵なんとかなるのです。

ですが如何せん効率が悪いです。参考書を使うといっても、結局自分一人で考えているので間違いに気づけないなんて言う悲劇があるかもしれません。それに、参考書を使ってもどうしても分からないなんていう事態も考えられます。そうなったときには、やはり友達に相談して解決策を見つけるしかないのです。

つまり何が言いたいかというと、部活以外にも友達を作っておく必要があるというわけです。僕はこの過程をすっ飛ばしてしまったため、部活以外の友達ができたのが3年の後期からになってしまったのです。なので、部活内の同期や先輩に同じ学部・学科の人がいなかった場合は、より一層同学部・同学科の友達を作るよう努めましょう。

競争が激しすぎる

これが一番オススメしない理由として挙げられます。

僕が入学した大学は比較的偏差値が高かったため、強豪の高校からバレー部に入ってくる人なんていないんじゃないかと高をくくっていたのですが、これが大きな間違いでした。

なんと僕の同期のほとんどが県ベスト8以上だとか全国大会に出場したことのある人だったのです。

なので当然試合に出るためには彼らを上回る実力を得なければいけなかったのですが、大学生というほとんど完成されたスポーツマンが今更全国大会に出たことのある人間を上回るというのは不可能に近い所業だと考えています

OBの先輩方は「努力すれば周りの上手いやつらを追い越して試合に出ることができる」などという綺麗事をほざきがちですが、そんなことは一切ないということを言っておきたいです。自分が努力している間にも、全国大会に出ている奴らも当然同じくらい努力しているわけです。つまり、そいつらを上回るためには2倍、3倍以上の努力量を有するわけです。


しかし皆さんは部活をやるためだけに大学に来たんですか?違いますよね?皆さんは勉強をするために大学に入ったんですよね?

部活の活動時間として割り当てられている時間以外に鍛錬に費やすとなると、ほぼ確実に勉学が疎かになります。そうなればおのずと単位が危うくなり部活に集中することができず、結果として部活も疎かになってしまうのです。こうなっては本末転倒なのです。

僕はこれに大学3年の冬に気づき、部活でスタメンになることを完全に諦めて勉強に集中するようにしました。ですがキッパリと諦められたわけではなく、挫折に近い形で泣く泣く諦めたという感じでした。

しかし諦めたはいいものの、何となく今まで大学の部活で培ってきた努力が一気に無に帰したような感覚に襲われました。あのときまだ諦めずに努力を続けていればスタメンとして出られたのかどうかなど、やってみなければ分かりませんが、正直努力量が割に合っていなかったと思います

諦める決定打となったのは、翌年控えていた大学院試験でした。大学院試験に落ちたらその時点で就活をしなければいけなかったので、思い描いていた人生設計が狂うわけです。なので、部活のせいで人生を狂わされるくらいなら、とっとと部活に抱いていた夢を捨てて勉強に集中しようと思ったわけです。

さらに、競争が厳しいのは部内だけにとどまりません。バレーボールのリーグ戦というのは、高校時代に春の高校バレーやインターハイなどで活躍していたスター選手がゴロゴロいるような世界です。そんな環境に突如放り込まれたところで、手も足も出せずにボコボコにされてしまうのです。

当然の話です。彼らは真にバレーボールをするためだけに大学に入学したのですから。我々が授業に出て勉学に励んでいる間にも、きっと彼らはバレーボールのことばかりを考えていることでしょう。さらには環境すら違います。彼らのチームには専属のコーチや監督がいたり、プロのトレーナーがいる場合だってあるでしょう。

そんな何もかもが劣っている環境に自ら投じて周りの化け物と戦う覚悟はありますか?

結局何が言いたいかというと、部活に楽しくやっていける人というのは、中学高校で全国大会に出ていたような相当上手い人に限られるということです。

大学の部活において、周りがめちゃくちゃうまい人ばかりの環境に初心者が放り込まれたとしても、きっと淘汰されてしまうと思います。なぜなら大学の部活というのはそれほど経験の差が如実に表れるからです。

したがって、大学の部活は中学高校で全国大会で活躍していた選手がスタメンを占めて、弱者である我々は彼らを支えるために搾取されるだけのクソみたいな環境となってしまうのです。

人間関係で病む

部活に入ると間違いなく人間関係で病みます。部活やサークルに限らず、何かしらの組織に所属すると必ず人間関係を築くことになります。ですが、その中でも部活の人間関係はこじれやすいものになっています。

その理由としては、部活は真剣に取り組む人が多いゆえに意見の相違や軋轢が生まれやすいからです

僕の所属していた部活には顧問やコーチが存在しなかったため、試合に出場する選手をどのように選出したり、チームをどのように運営するかはチームメイト同士で考えて決めていました。当然、自分自身が試合に出れるかどうかもそこで決めることになります。

もちろん僕だって試合に出たいわけですが、他の人間はそう思わないことだってあるわけです。その結果、そこまで実力が伴っていない人が良く分からない理由でベンチメンバーに選ばれても納得いくはずがないんです。

そこで不満を言ったところで解決されるのかといわれれば分からないし、もしかしたらそれがきっかけで関係がこじれるなんて言うことがあるかもしれません。僕は関係がこじれると面倒だったので言いませんでした。

あと人間関係でいうと、部活ではマネージャーが入ってくるため女性関係のトラブルが起きがちです。実際、僕の部活では女性関係のトラブルが起きていたらしいです。

それが個人間での問題のみで済んでいたら大したことにはならないんですが、部活全体を巻き込む事態になると、かなり面倒なことになります。なので僕個人の意見としては部内恋愛は控えたほうがいいという見解ですが、一部の人はそう思わないようです。もしくは思っていたけど欲に負けたか、、、。

サークルとかでも人間関係で病むかもしれませんが、部活だとその弊害が明らかに大きいです。下手したら部活に集中できずに大会もボロボロになってしまうなんてこともあり得る話なのです。

なので部活に入ったら極力人間関係を破壊しないように努めたほうが良いです、、、。

まとめ

以上が僕が考える部活をオススメしない理由となります。安易に部活に入ることを決めると、後々思ってもいないところで足をすくわれることになってしまうのです。

逆に、上記の理由を克服できるような人であれば部活に入っても問題ないと思います。

つまり、部活がそこまで忙しくない、もしくは忙しくてもなんとかやっていける能力を持っている人であったり、中学高校の部活で相当活躍していた人であったり、部内の人間関係が健全そうな環境であれば、そこまで部活で苦労することはないかと思います。

しかしここまでクリアしたとしても、きっと思わぬところでトラブルに巻き込まれると思います。例えば今まで経験したことのないケガを負ったり、気を付けていたと思っていたら人間関係が突如崩れたなんていうことになるかもしれません。

人生思い通りに行くことのほうが少ないです。こうした苦境に立たされたら、「俺ってほんと不幸だよな、、」と思うのではなく、「逆境をはねのけてやる」くらいの気持ちでいきましょう。自分が不幸であると思えば思うほどそれがより現実味を帯びてしまいます。いい人生経験ができたと思って苦境に立ち向かっていきましょう。

これを見てどのサークル・部活に入るのか考える参考にしていただければ幸いです。別に部活に入るのも悪くはないと思います。ですが僕は仮に1000万積まれたとしても二度と部活には入りたくないです

コメント

タイトルとURLをコピーしました