今回は僕が院試を受けるに当たって謎に怖がったことを紹介していきます。
いずれもぜーんぶ杞憂で無駄な心配に終わりました。
TOEICでスコア 0 点になっちゃったらどうしよう
僕は大学3年の3月にTOEICを2回受けました。
なんでTOEICを受けたかというと、院試の英語科目でTOEICのスコアを使うことができたからです。
「使うことができた」と表現したのは、TOEICのほかにTOEFLのスコアを使うことも可能だったから
です。僕がTOEICを使った理由としては、TOEFLの難易度が高いのと、単純に受験料が安いからです。
どんな試験にしろ、受験するとなると申し込みをする必要があるわけです。
すると僕はまず初めにこう思うわけです。
TOEICの申し込みミスったら院試詰むな…
はい、まず一つ目の杞憂です。マジでしょうもない。
別にそんな複雑な申し込みでもないし、何回も申込内容をチェックした後に申し込みを完了させれば
何の問題もないのに僕はここで異常に心配になってしまったのです。
それに万が一ミスったとしても別の試験で再度受験申込みすれば済む話だから、大して問題視する必要はなかったんです。
そして無事受験申し込みが完了すると、2つ目の心配事が訪れるわけです。
TOEICのスコア 0 点になったらどうしよう…
こんなこと起きるわけがない。今となってはそう思います。
当時の僕もさすがに真剣に取り組んで 0 点になるなんて思っていませんでした。
僕が懸念していたのは、マークミスだとか、受験票を会場に持ってき忘れるとか、そういう
想定外のミスをしてしまった時のことだったんです。
あと、試験当日では解答用紙の表面にローマ字で名前を記入したりする欄があるのですが、
そこで「万が一ここでローマ字記入し間違えたら院試で英語の点数 0 点になっちゃうかも…」
とか思うわけです。アホか。20年以上生きてきてなんでここで自分の名前のローマ字ミスると
思ってんだよ。
今となっては馬鹿らしい心配事でしたが、当時の僕は「あのときちゃんと書けてたかな…」と
何度も真剣に思い返していたというわけです。
で、結局申し込みもミスらなかったし、解答用紙のマークミスもしなかったし、名前のローマ字記入も
ミスらなかったし、スコアも795点と850点だった。しょうもな。
院試の出願ミスったらどうしよう
これは今でも思い出したくない事案でした。
うちの大学院は出願期間が一週間で、もしその期間に出願ど忘れしてたら終わるな…とか、
出願内容におかしなこと書いてたら終わるな…とかいろいろと頭に張り巡らせていました。
大学受験の時もそうでしたが、ここで出願ミスったらそもそも受験できなくなるので一番神経
すり減らした出来事だったと思います。
でも唯一よかったことは、僕の受ける大学院はコロナになって以降オンライン出願を採用していた
ので、いつでもパソコンで出願できるし、何なら入力途中の内容を保存できるのでのんびり出願作業を
進めていました。
あと出願作業やってて助かったのは、研究室の同期と一緒にやったことだと思います。
互いに確認しながらやっていたので入力ミスとかを防げるし、もし入力した内容が間違っていたと
してもそれは同期のみんなも犯しているミスなので、落ちるときは全員で落ちるという一蓮托生という
思いがあり、ものすごい気が楽でした。
だから大学院の出願はみんなと一緒にやりましょう。
院試の問題、全然対策してないところから出ちゃったらどうしよう
院試の準備をしていて一番心配になったのはここでした。
前にも言ったんですが、僕が受ける院試は基礎科目と専門科目から成り、それぞれ6題のうち2題を選べ
というものでした。
僕はこれら基礎科目・専門科目の対策をするに当たって、まずはどのような範囲から出るのか調査する
ことにしました。試験範囲自体は授業でやってきたところだったので特に問題なかったんですが、
問題はその試験の出題傾向でした。
例えば専門科目の電気工学でいうと、過去問の傾向的にはシステム工学の「伝達関数」を求めたり、
「安定性」について議論したり、「ナイキスト線図」を描けだとかいうチョロい問題ばかりでした。
しかし試験範囲には、今まで出たことのない「周波数応答法」とか「ニコルス線図」とかも普通に
入っているんですね。
普通に考えれば過去問の傾向に従って対策すればいいんですが、人生を左右する試験を前にして
そんなヤマを張る行為など怖くてできなかったんです。(実際それで落ちたと豪語してる先輩もいたし…)
そういう部分を対策するときに何が面倒かというと、試験に出たことがないのでどんなふうに出題されるのかすらわからないということです。
院試において当てになるのは過去問しかないのに、その過去問で一切出ていない試験範囲をどうやって対策しろっていうんだよ。
とりあえず僕は過去問で対策しようがなかったので、指定された教科書の演習問題を解いて不安を解消していたわけです。
その結果、試験本番、まったく対策していないような所から問題が出てきました。フザケンナ!!
院試当日寝坊したらどうしよう
院試は2日間に分けて行われましたが、どちらも集合時間が10:00に指定されました。
中学・高校のときには余裕の時間でしたが、部活も引退して生活習慣が終わっている僕にはあまりに
過酷なスケジュールだったのです。
部活を引退したのが院試の2週間前でしたが、その2週間は朝早くに起きることができず、10:00起きが
ザラでした。そんな状態でいきなり10:00に大学に集合しろなどと、鬼畜の所業ですよ。
せめて午後にしてくれ、などと思っていましたが、午後にしたらそれはそれで眠くなりそうだな、などと思ったので、結局仕方なく集合時間10:00という事実を受け入れ、早起きの練習を行ったのでした。
院試落ちたらどうしよう
結局これに尽きます。院試が終わってから何度大学院のホームページを確認したことか。
サイトの「選考結果を確認する」というボタンをクリックしては何も表示されておらず
「ひぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
と叫んではを繰り返していました。
あの時は精神がいかれていたのかもしれませんね。
でまあ、無事に院試に受かっていたので、今まで僕が抱えていた不安はすべて杞憂に終わりました。
結局全部結果論
でももし僕が楽観主義で「まあ全部何とかなるだろ!」と考えていたら、TOEICの対策全くしないで、
院試の出願ミスって、院試の対策を全くしなくて、院試に落ちていたかもしれません。
けどこれもすべて「結果論」です。
楽観主義で適当に院試の準備をしていたとしても受かっていたかもしれないし、悲観的でめちゃくちゃ入念に対策していたとしても落ちていたかもしれないので、何が起きるかなんて実際になってみなきゃ
分からないです。
これが僕が大学生活をしていて得られた教訓です。
結局自分がした選択に対して責任もって戦士としての務めを果たすしかないんです。
「やるんだな!? ライナー!! 今!! ここで!!」
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