大学の勉強は根性で乗り切れる

僕は大学での勉強の仕方を知らなかったので、高校までと同じように授業に出て、
参考書でわからないところを調べて、宿題を提出して、というのを繰り返せばいいだろ、
と思っていました。

あながち間違いじゃなかったんですけど、やはり院試免除をもらえるような人間というのは
そうした根性論で乗り切るようなことはせず、友達と一緒に勉強したり、先輩とかから過去レポや
試験の過去問もらったりして賢くやっていたんじゃないかと思います。

ですが僕は3年の後期までそうしたことを一切せずに、授業と参考書のみの脳筋プレーで
単位をほとんど落とさず(落としたのは2単位だけ)乗り切ることができました。

じゃあどうやって乗り切ったのかっていう武勇伝を語っていきますね。

とりあえず友達を作るために部活に入る

大学は今までと違ってクラスという概念がないとのことだったので、とりあえず高校みたいに
部活とかサークルにでも入っとこうかなぁなどと思い、中高とやっていたバレーボール部に
入ろうかと考えます。

はじめはサークルに入ろうかなって思ってたんですが、当時ちょうどコロナが流行りだして、
サークル活動が一切されていなかったんですね。
それでどうしようかって悩んでいるとSNSで学友会バレーボール部がオンライン新歓なるものを
やっていて、それに参加したらあっという間に「もうここでいっか」と決心してしまい、
学友会バレーボール部に入ることに決めました。

それで、ようやく課外活動を再開できますってなっていざ部活に参加してみると、
驚くことに同級生で工学部にいる人が僕しかいなかったんですね。
工学部の先輩ならまあまあいたんですが、それでも同じ学科の先輩は2つ上に一人しかいなくて、
過去レポとか過去問もらうにしてもハードル高いなって感じてしまったんです。

おかしいんですよね。そもそも僕が通っている大学は工学部の人数が多くて、経済学部とかの
文系学部の割合は理系に比べて少ないはずなんですよ。それなのに部内の同級生は半分以上が
経済学部で、肝心の理系は9人いて3人しかいなかったんです。やはりおかしい。

こうなると授業で隣の席に座った人と無理やりにでも仲良くなって一緒に数学とか物理の解き方を
考える理想の大学生活を送るしかないと思ってたんですが、コロナなのでオンライン授業になって
一人で粛々とレポートに取り組まざるを得なかったんです。

でも考えてみればこれはみんなが強制的にさせられているわけで、別にアンフェアではないなと思って
問題視していなかったんですね。
ですがこれが思わぬ事態を招いてしまったんです。

なぜかみんな友達を作っていた

少し飛んで3年に入ると、コロナの規制が収まってきて、対面での授業が増えてきたんですね。
それに専門科目も増えてきて、いよいよ同じ学部で友達を作るというスタートラインに立つんだな、
と思っていたら、おかしな光景を目にしたんです。

なんか、みんないつの間にか友達を作っていたんです。

お前らいつの間にそんな仲良くなってんだ?
コロナで授業すらないのに、どうやったらそんな打ち解けて話すことができてんだ?と頭の中で
疑問が飛び交ったわけです。
おそらくですけど同じ高校の奴らがそのまま上がってきたりだとか、同じサークルの集まりで
授業に参加したりだとかそんな感じだと思ってます。

だから「お前ら結局既存のものにすがっているだけで何の努力もしてねぇじゃん」と思いながら
授業受けてました。

僕は地方の自称進学校出身で、通っている大学はそこそこ偏差値高かったので同じ高校の人が1人しか
いなく(その1人も文系だからまず会わない)、ソロプレーヤーとして入学したので当然1人からの
スタートでした。

とりあえず参考書を読みまくった

2年まではオンラインという事実に甘えて部活以外で友達を作ろうとしなかったので、
自力で参考書とかを図書館から借りて勉強していたのですが、結局3年になっても同じ方法で
授業を乗り切ることになりました。

3年の前期はおそらく大学生活の中で一番忙しくて、部活も理不尽に怒られたりして精神が不安定に
なっていた時期でした。それでもどうにかして単位をつかみ取ろうと頑張っていたんですが、
とうとう部活で精神がイカれる出来事が起きて、授業に行く気力がなくなってしまったんですね。
それで1限にあった電子回路の授業を休んでしまい、結局電子回路の単位を落としてしまいました。

落とした原因って多分それじゃなくて純粋にテストがムズすぎたからだと思うんですが、そういうの
関係なく今まで根性でやってきたけどダメだったって素直に凹むことになりました。

でもそれ以外の授業は全部単位が取れていたので、今となってはようやったなって自分を褒めて
やりたいです。

友達は実験と研究室で勝手にできた

僕にはやはり授業のみで友達を作るというのは少々ハードルが高すぎました。
授業で友達を作るというのは、どうしても自分から話しかける必要があって、しかも僕がそれを
決心した3年にはもう既にグループが形成されていて、合コンみたいに今から友達作っていきますよ~
という雰囲気じゃなかったんですね。

ですが2年生から始まった実験では、グループ内で協力して進めていく必要があるので、必然的に
話をする機会が与えられるわけですよ。
すると次第にハードルが下がって、互いの趣味の話だとか、サークル何やってんの、とかいう
プライベートな話もできるようになっていって、友達ができるようになるわけです。
3年になるころには夢だった学食で一緒にご飯を食べるということまで叶ったわけです。

4年生で配属される研究室も、ゼミでいろいろ話し合う機会があるのでそこから同じように友達に
なれるという自然の摂理があったわけです。

でも4年になるころには授業もほとんどないのでその恩恵を受けることはほとんどありませんでした。
けど過去レポと過去問はもらいました。鬼のように活用しました。

結局どうすればよかったんだろうか

僕の場合はコロナという最大の言い訳があるので何とかなりましたが、これから入学する人は
どうすればいいんだろうかというわけです。

僕が思いつく作戦は、
1. 部活かサークルに入って工学部の同級生が出てくるまでガチャを回す(サークルガチャ作戦)
2. 恥も外聞も捨てて授業で隣になったやつに特攻する(特攻作戦)
3. Twitterとかインスタとかで #春から○○大 とつぶやいてネッ友を作る(ネッ友作戦)
4. 友達作るの諦める(孤立作戦)

くらいです。僕は 3 のネッ友作戦は謎に共感性羞恥を発動してできなかったんですが、結局
SNSって自分がそういう活動していることが現実でバレることってなかなかないと思うので
全然やってもいいんじゃないかなぁと今更ながらに思いました。


まあ結局のところ何が言いたいかっていうと、単位とるだけなら一人でもなんとかなるけど、
院試免除とか成績優秀者を狙っているんだったら意地でも友達は作っといたほうが良いよ
ってことです。研究室配属なんかで競争が激しいところは成績で選ばれることも多いしね。

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