どうも皆さんこんにちは。今回も本講義に参加いただきまして誠にありがとうございます。今回が大学院受験の正しい生き方講座の最終回になります。今回は主に院試本番の注意点などについて解説していこうと思います。
以前の講義について知りたい方はこちらからどうぞ。
何度も言ってきましたが、結局大学院受験は試験本番でうまくできなければあまり意味がありません。そのために最高のパフォーマンスを出せるように努めましょう。
それではいきましょう。
当日の流れ
起きる
まずしっかり受験開始時間に間に合うように起床しましょう。試験本番で頭が回らなかったら大変なので、きちんと朝食をとるようにしましょう。朝食を済ませ、着替え等の準備をし、受験会場までの移動を考慮して起床時間を設定するようにしましょう。
無理に早く起きる必要はありません。皆さんがこれまで受けてきた1限の期末テストの時と同じような感覚で起床すれば問題ありません。むしろ早朝に勉強するために早すぎる時間に起きてパフォーマンスが下がってしまっては本末転倒です。
普段の期末テストと同じ感覚で臨むくらいの気構えで行きましょう。
準備する
起きた後は朝食を済ませ、必要な持ち物を準備しましょう。大抵は受験票や募集要項などに必要な持ち物が書かれていますが、最低限必要なものとして腕時計や筆記用具、受験票、会場で復習するための教材などが挙げられるでしょう。
慌てて朝起きてドタバタしたまま荷物を準備すると、うっかり受験票を忘れるなんていう悲劇が起きるかもしれません。そのためにもなるべく早く起きて時間にゆとりを持たせるようにしましょう。それから必要な持ち物の確認は3億回程度するように。
受験会場に向かう
準備を済ませたら受験会場に向かいましょう。内部進学の場合なら普段通っている大学と同じ道を行けば良いでしょう。ロンダリングするのであれば事前に移動に要する時間を調べてから起床する時間を逆算するようにしましょう。
原付や車を運転する人は特に気を付けてください。僕は受験前日にあまりに緊張しすぎて視野狭窄に陥っていました。事故に遭って元も子もありませんからね。
会場に着く
皆さんはちゃんと受験会場を把握していますか?
もしかしたら普段使っているような講義棟とは違う場所に会場が使用されているかもしれません。たとえ3年以上同じ大学に通っていたとしても、違う学科の講義棟など皆さん把握していないでしょう。ちゃんと受験会場の位置を確認するようにしましょう。
受験会場が開放される時間にも注意する必要があります。あまりにも早く受験会場に着いたとしても、そもそも受験会場が空いていない場合があります。開場ぴったりに受験会場に着くくらいの感覚で良いと僕は考えています。
それでは試験前にちゃんと復習できないという考えがあるかもしれませんが、当日は本当に重要な項目のみを確認する程度にとどめておいたほうが良いと思います。
理由は当日のたった十数分の間に知識を詰め込めるわけでもないし、そうなる前に皆さんは試験本番までがっつり勉強してきたと思うのでそもそもきちんと頭に入っていると思います。自分がやってきたことに自信を持ちましょう。
試験を受ける
問題用紙、解答用紙が配られ、試験監督の開始の合図がなされたら、まずは全ての解答用紙(指示をされたら問題用紙にも)に受験番号と名前を記入するようにしましょう。急いで問題を解くことに夢中になって名前を書き忘れたら、解答用紙に書いた内容がすべて無効になる可能性があります。
僕が受けた大学院では、試験終了後に試験官総出で解答用紙全てを確認し、記入漏れがあったらその都度受験生に書き直させていましたが、全ての大学院がそうしているわけではありません。せっかくここまで頑張ってきたのにうっかりで落第するなんてたまったもんじゃありませんからね。ちゃんと確認するようにしましょう。
問題に目を通してみると、もしかしたら今まで見たことのない問題が出てくるかもしれません。僕も見たことのない問題に遭遇しました。そういうときは一度潔くその問題をスルーしてみましょう。一度自分が解こうと思っている全ての問題に目を通し、解けそうな問題からつぶしていくのです。
そうすれば点が取れたと感じて落ち着いて未知の問題に対応できるようになるかもしれません。
あとなるべく白紙のまま提出するのはやめましょう。とりあえず何か書いとけば点をもらえる可能性が増えます。その問題の解答指針を書くだけでもいいかもしれません。なんとしてでも合格点をとれるようにあがきましょう。(それで点数をもらえるかは作問者にゆだねられますが、、、、)
あとカンニング、もしくはそれを疑われるような行為をするのはやめましょうね。多分期末テストを受けるたびに耳にタコができるほど聞かされてきたと思います。期末テストではカンニングをするとその学期の単位がすべて取り消しになることもザラにあったと思います。それほどにカンニングというのは重罪です。カンニングしてさらにそれがバレたら確実に詰むので、間違ってもカンニングをするのだけはやめましょう。というかちゃんと勉強しましょう。
帰る
試験が終了したらちゃっちゃと家に帰りましょう。次の日にまだ試験が控えているのであれば、不用意に友達と試験の手応えや出来について聞かないようにしましょう。友達を不安にさせたり、もしくは自分が不安になってしまうかもしれません。次の日に支障をきたすのが一番よくないので、モヤモヤした気持ちを抱えながら家に帰って次の日の試験の復習をするようにしましょう。
試験が終わったのなら思う存分はっちゃけちゃってください。そして傷をなめあってください。おそらく合格発表が1, 2週間後なのでそれまでの辛抱です。
その後の進路
希望する大学院に合格したら、おそらく皆さんは大学院入学を受諾し、翌年大学院に進学するでしょう。合格後は何らかの形で大学院入学の受諾について聞かれると思うので、必ず期限内に受諾するか否かの返答をしましょう。
あとたとえ大学院に合格したとしても、第1希望の研究室に通るかどうかは決まっていないというケースがあります。もし第1希望の研究室が通らなかったら、修士からは4年生の時とは別の研究室に行くことになります。逆のパターン(第1希望がそもそも大学4年で所属していた研究室と違う)もありますが、いずれにしろ大学院に入ったら全く違う環境に置かれることになります。
そうした場合の下調べも必要になるかと思いますが、僕にはその的確なアドバイスができないため、他のブログ等を参考にしてみてほしいです。
もし残念にも不合格だったら、様々な進路が考えられると思います。
後期入試が存在するのであればそちらを受けるかもしれませんし、もしそこに希望する研究室がなかったら翌年の9月入学に向けた大学院入試まで院試浪人するという手もあるでしょう。
あるいは翌年就職するというのも一つの手だと思います。ただしそれを視野に入れるとなると3年生のあたりから就活をする必要があります。ただやはり大学院に落ちたときのための保険で就活をするというのは非常にモチベーション維持が難しいものだと思います。しかし院試に落ちた直後から就活をするというのも非常に大変だと思います。僕の先輩で院試に落ちたという先輩は就活でかなり苦労したと聞きました。
研究室によっては推薦で企業から内定を得られるかもしれません。そうなれば就活をする必要もなくなりますが、必ずしも希望する業種につけるかは分かりません。
結局、どの手段も一長一短なので、じっくり考えて進路を選択するに尽きると思います。
きっと院試に落ちた後ではひどく動揺していると思います。しかし一度落ち着いて、自分のいる研究室の教授に進路について相談したり、通っている大学の就職支援課などに相談しに行くなど、一人で抱え込むことなく周りの人に積極的に相談するようにしましょう。
僕には院試に落ちてその後どう進路を選択するのかについての的確なアドバイスや経験談を話すことはできないので他のブログを参考にしてほしいですが、そんな僕でも言えることは、やはり院試に落ちないほうが絶対良いということです。それができたら苦労しねぇよって話ですけどね。
まとめ
皆さん計4回にも及ぶ長い講義にご参加くださりありがとうございました。これらの講義が皆さんの大学院受験の一助になれれば幸いです。
今後も就活や研究生活などについて正しい生き方講座を開講しようと思いますので、その時はまたよろしくお願いします。
それではまた今度。
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